SWEET 1/144
P-51B/C "POW MUSTANG"



いきなり間違ってますが許してください


今回は1/144スケール専門メーカー「SWEET」のPOW MUSTANGを製作しました。
POWとはPrisoner of War、つまり戦時捕虜の事ですが、兵器に関しては「鹵獲兵器」と呼ぶのが正しいようです。
拾ったりかっぱらったりして得た兵器の事ですが、これらは即時戦力として投入されたり、また自国の兵器開発に
役立てられていました。
有名なのが、アリューシャン列島アクタン島に不時着した日本の零戦でしょうか。
米軍が鹵獲した事で、戦況が大きく変わったと言われています。

今回製作したP-51マスタングは、米軍の主力戦闘機のひとつですが、日本は中国戦線で鹵獲後、対マスタング戦闘用の教材として
使用していたそうです。(説明書の解説より)
大体の国が鹵獲した兵器は自国のカラーに塗り替えており、この模型には日本軍以外にも、ドイツ、スウェーデン、フィンランド
の塗装が再現できるデカールが付属しています。

日本軍Ver.ではシャークマウスがそのまま描かれています。

なかなかハイセンスだと思いますが、
デカールを貼るのは大変でした。
クレオスのマークソフター片手に対峙しましたが。
米軍エンブレムの上から日の丸を塗ったようで、
デカールではその“透け”も再現されています。

1/144というスケールの魅力は、
なんといっても手軽な事と置き場所に困らない事だと
僕は思っています。

ただ、細かい部分の見落としに気付きにくいのが
難点で、今回はキャノピーを盛大にやらかしてます。
本来であればこのPOWは初期型キャノピーなのですが、マルコムタイプを付けてしまいました。
接着後に気付いてそのまま放置。
まぁ細かい事は気にしません。
実はどうも米軍機というのは、好きではありません。
線が直線的というか、全てをパワーで押さえ込もうとする姿勢が何とも・・・
それが魅力と言う人も居るので一概には言えませんが。

個人的な好みとしては写真左側のBf-109のような
流線型をした飛行機の方が好きです。
付随するドラマティックな話も多いですし。

その他・感想
黒ネコ「ラッキー君」や「NASAちゃん」等可愛らしいパッケージで評判のSWEET社の製品ですが、
成形も1/144としては非常にシャープで作っていても出来の良さに関心します。
金型は外部、成形は自社にある成形機1台を使って生産していると伺っており、こういったこだわりを持った小規模メーカーが
今後も発展していってくれる事を期待しています。

2009年12月12日 記



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